第 75 回国民体育大会(鹿児島県)の開催について
平素より当協会スポーツ推進事業に対し、格別のご理解とご協力を賜り、心から感謝申し上げます。
さて、標記の件につきまして、本日(令和 2 年 6 月 19 日)、当協会、スポーツ庁、鹿児島県及び公益財団法人日本障がい者スポーツ協会の 4 者による記者会見を開催し、下記のとおり、発表いたしましたので、ご連絡申し上げます。
記
1.記者発表内容:別紙をご参照ください。
第75 回国民体育大会及び第20 回全国障害者スポーツ大会の開催に係る記者会見
次第
1 日 時:令和2年6月19日(金)17時00分~(予定)
2 場 所:JAPAN SPORT OLYMPIC SQUARE14 階 岸清一メモリアルルーム
3 内 容
(1) 鹿児島国体及び鹿児島大会について
公益財団法人日本スポーツ協会 伊藤 雅俊 会長
(2) 主催団体代表者のコメント
① スポーツ庁 鈴木 大地 長官
② 公益財団法人日本障がい者スポーツ協会 鳥原 光憲 会長
③ 鹿児島県 三反園 訓 知事
(3) 質疑応答
4 配布資料
資料1 合意文書
資料2 鹿児島国体・鹿児島大会を今年の秋に開催しない理由
資料1
第75 回国民体育大会並びに第20 回全国障害者スポーツ大会の 取扱いについて
第75 回国民体育大会(以下「鹿児島国体」という。)並びに第20 回全国障害者スポーツ大会(以下「鹿児島大会」という。)の取扱いについては、以下のとおりとする。
1.鹿児島国体及び鹿児島大会は、今年秋には開催しない。
2.鹿児島国体及び鹿児島大会は延期することとし、具体的な開催時期については、可能な限り早期の結論を得るべく、引き続き、調整・検討を継続する。
資料2
鹿児島国体・鹿児島大会を今年の秋に開催しない理由
○ 鹿児島国体・鹿児島大会は、選手・監督だけで約3 万人、観客を含めると延約80 万人の来場を見込む全国的な大規模イベントであり、ワクチンの開発や治療方法が十分ではない状況の中、第 2 波・第 3 波の懸念や県内の医療体制等を踏まえると、大勢の人の移動に伴う感染拡大リスクが払拭されていないため、来県者や県民の安全確保を考えると、今年秋の開催は困難との判断があること。
○ 4 月時点で、鹿児島国体の都道府県予選会の約6割以上が延期や中止の検討をしており、その後、東北ブロック大会と九州ブロック大会を中止とするなど、通常通りの予選会やブロック大会の開催が困難であること。
○ 4 月時点で、鹿児島大会の都道府県予選会の約7割、ブロック大会の9 割以上が延期や中止の検討をしており、通常通りの予選会やブロック大会の開催が困難であること。
○ 鹿児島国体選手団を派遣する都道府県体育・スポーツ協会から、都道府県予選会やブロック大会が開催されなければ、公平・公正な選手選考が困難であるとの意見が多数寄せられていること。
○ 鹿児島大会選手団を派遣する都道府県・指定都市からは、選手選考を行っても選手自身から参加を辞退される可能性や感染症対策が十分に講じられ、安全・安心が確保されることが必要であるとの意見が多数寄せられていること。
○ 緊急事態宣言下(5 月 25 日全面解除)で選手の練習環境が著しく制限されていたことから、選手が準備不足で都道府県予選会やブロック大会に臨むことによる外傷・障害のリスクが大きいこと。
○ 専門家(医師)からは、大勢の人が移動すること自体が感染拡大のリスクになり、約1年程度は、予選会・ブロック大会もある国体のような大規模スポーツイベントは、開催は困難である旨の助言。
○ 鹿児島国体・鹿児島大会の開催により、国内において新型コロナウイルス感染症の拡大を誘引してはならないということ。